総務省が28日発表した労働力調査(速報)によると、2005年度平均の完全失業率は前年度比0.3ポイント減の4.3%だった。
3年連続で減少し、1998年度以来の低水準となった。3年連続の改善は、バブル期の88~90年度以来となり、総務省は「景気回復の好影響が出た」としている。
男女別では、男性が同0.3ポイント減の4.5%、女性が同0.2ポイント減の4.1%。年齢階級別では、15~24歳の若年層が8.5%と依然高水準で、特に男性は、9.6%となっている。
3月の完全失業率(季節調整値)は前月と同率の4.1%だった。